目的と方法

従来より低密度低密度リポタンパク質(sd-LDL)の増加は、総低密度リポタンパク質(LDL)と
比較してよりアテロームの発生に関連していることが報告されている。

しかしながら、マクロファージを用いた実験では、この概念が明確に検討されていない。

本研究では高トリグリセリド血症患者の血漿中LDL(密度1.019-1.063g/ml)と
sd-LDL(密度1.044-1.063g/ml)の分画を実施し研究を行った。

結果と考察

sd-LDLはLDLに比べapoBに対するLDL-chの比率が低下していた。
また、マロンジアルデヒド・トリグリセドの含有量が多いことが判明した。

血管内皮障害への影響を調べたところ、LOX-1に認識されその発現量を増加させることが明らかになった。
また、TLR4 の発現を阻害した状態ではLOX-1の発現量が低下していた。

上記より、sd-LDL はTHP-1マクロファージにおいて、
LOX-1の活性化を介してTLR4を活性化し炎症反応を亢進させることが示唆された。

注:sd-LDLについての記載からLOX-1に関連する部分を抜粋しています。

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https://www.jstage.jst.go.jp/article/jat/18/8/18_7161/_article