目的

この研究の狙いは、高コレステロール血症患者におけるピタバスタチンの効果を低密度リポタンパク質コレステロール(LDLC)とレクチンのような酸化するLDLレセプター-1(LOX-1)により決定することであった。

方法

25人の高コレステロール血症患者(8人の男性、17人の女性; 年齢66±13、21-80年)、でかつ、脂質異常症の薬剤を投与されておらず、LDLC 160mg/dL以上を対象としている。生化学要因は、ベースラインと6ヵ月間のピタバスタチン(2mg/日)での治療の後で判断された。LOX-1によるアポリポタンパク質B-100小片リガンドと可溶化LOX-1の血清濃度は、ELISAで測定された。

結果

結果、本研究は有害な事象なしで完了した。
TCHO(268±26対176±17mg/dL)、LDLC(182±21対96±14mg/dL)とLOX-1リガンド(867±452対435±262ng/mL)は、ピタバスタチン治療(各々P 0.0001)で減少した。TGは、有意的な減少が確認されたが(P 0.0001)、HDLCの変化は無かった。また、6ヵ月後のh-CRPとsLOX-1に変化は無かった。ベースラインで、LOX-1リガンドとLDLC、sLOX-1間に有意な相関関係は認められなかった。LOX-1リガンドの減少とLDLCで減少との間に相関は認められなかったが、sLOX-1(r=0.47、P 0.05)の減少とは相関していた。

結論

結論として、ピタバスタチン治療は、高コレステロール血症患者の酸化ストレスマーカーの改善に、有意な影響を及ぼした。LOX-1リガンドの血清濃度は、スタチンの多面効果評価に際して、役に立つバイオマーカーであると考えられる。