• 一般財団法人日本健康管理協会新宿健診プラザは、昭和39年この地で開設以来、健診専門の施設として予防医療と向き合ってまいりました。時代と共に変化する労働環境、国民の健康意識の向上、医療の進歩に合わせ、医師をはじめとするスタッフの研鑽と医療機器等の施設の充実に取り組んで来ました。
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――Lox-index® を導入されたきっかけを教えて下さい。

鏑木先生)当院では2015年の4月より検査の受付を開始しております。私は2016年の4月から当プラザの所長に就任したため、オプションとしては既に受付が始まっていた形になります。ただ、LOX-index®は動脈硬化性疾患の潜在的なリスクとなる「酸化」と「炎症」を捉え

るマーカーとしては有用であると考えております。特に、喫煙や高血圧、糖尿病や脂質異常など従来の動脈硬化リスクが著明では無い方に対しては、隠れたリスクを把握するための指標として、またその逆に動脈硬化リスクの高い方には生活習慣の改善、例えば、禁煙外来などの受診者への動機づけの補助材料としても有用であると考えております。

また先の長野県松本市で行われた日本人間ドック学会のランチョンセミナーでの井上先生の講演内容にもあった通り、心血管イベントの予測指標であるフラミンガムリスク

スコアとも良い相関があるという点で、心血管イベントの総合的な評価指標としても有用であると考えております。

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◆検査のご活用方法を教えていただけますか?

鏑木先生)健康診断や人間ドックのオプションとして受診者の方には案内しております。採用を開始した2015年4月は人間ドックのオプションとして受付を行い、2016年4月からは生活習慣病健診や巡回健診でもオプションとしても受付を開始致しました。オプション案内、紹介に関しては、問診票キットなど事前に受診者にお送りをする資料の中に、オプション検査の一覧と併せてLOX-index®の紹介パンフレットを同封して案内しております。

 

◆受診者の方の評判についてお聞かせいただけますか?

鏑木先生)今年は人間ドックに加えて生活習慣病健診や巡回健診でも受付を開始したこともあり、選択する人は順調に増えていらっしゃいます。現在は、おおよそ毎月200~300名程度の方がLOX-index®をオプションとして選択されております。やはり受診者にとっても脳梗

塞や心筋梗塞という疾患は興味関心が高いこと、採血で手頃に受けれるということが受診につながっているのでしょうね。

また、協会全体としても伊勢崎やとちぎ、山形、関連施設の新潟や長岡でもオプションとして受付を開始しており、件数は順調に増えているようですね。受診者の年代でいうと40代からと比較的若い方も多く受診頂いているようです。今後も幅広い年代の方に受診

頂き、二次検査や生活習慣改善などの行動変容のきっかけとなってくれるといいですね。

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◆検査についての今後の展望をお聞かせいただけますか?

鏑木先生)私の個人的な興味としては、今後LOX-index®が動脈硬化を含む「総合的なQOL維持の指標」として研究が進んでくると面白いのではないかと考えております。例えば、血管と骨という観点でいうと、種々の研究からも明らかになっているように、骨粗しょう症の方では動脈硬化症のリスクが高く、その進行度も相関してくることが示唆されています。そういった骨-血管相関の観点からすると、今後LOX-index®が骨粗しょう症や認知機能の低下といったフレイルの予防にも役立てられるようになる可能性はあるのではないかと思っています。

もちろん、私たち予防医学に携わるものの使命としては、「がんや生活習慣病の早期発見」これも大事な使命です。ただ、最終的な目標としては健康診断・人間ドックを通じて「健康を維持しいつまでも元気に過ごして頂く。」これが重要なのです。これをより多くの

人が実現できるような「総合的な予防のための指標」としてLOX-index®が広がってくると面白いかもしれないですね。

 

貴重なお話とご意見をありがとうございます。

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