• 心臓外科医として30年余りの間、国内外の病院に勤務して5000例を超える死蔵手術を行った経験を生かして、お悩みになっておられる心臓病の診断、治療方針、セカンドオピニオンを提供いたします。
  • 眺めのよい診療室で、ゆったりと時間をとって患者さんとお話するために、2012年4月から代官山蔦屋書店T-SITEの一角に須磨ハートクリニックを開院いたしました。
  • http://www.sumaheart.jp/

――Lox-index® を導入されたきっかけを教えて下さい。

須磨先生)私の専門は心臓外科です。クリニックには私のライフワークである冠動脈バイパス手術を受けられた、狭心症や心筋梗塞の患者さんがたくさん来られます。このような虚血性心疾患はもちろん症状が悪化してからの手術というのも大事ではありますが、出来るだけ早めに発見して予防出来れば越したことはありません。

 

一方、これまで用いられているリスクファクター、具体的には糖尿病、高血圧、高脂血症というのは、何となく漠然としている印象があります。今まで5千人余りの手術をしましたが、そのうちのおよそ3分の1くらいの症例は、別にコレステロールも高くないし、糖尿病でもなければ、血圧も正常で肥満でもなかったのです。

 

Lox-index®という検査が登場して活用されているようなので、私のクリニックでも是非やってみたいと思ったのです。

 

――どのような方にお勧めされていますか?

須磨先生)このクリニックは、ドックでは無くて診療クリニックなので、ほとんどの方が何らかの問題を抱えている患者さんです。明らかにコレステロールが高いとか、糖尿病だとか、あるいは狭心症とすでにはっきり診断がついていてステントが入っている方々なのでご説明がしやすいのです。すでにリスクを持っておられるけども、それが果たしてどのくらい悪さをしているのかをきちんと見ませんか?というご説明をすればみなさんご納得頂けます。

――すでにリスクファクターをお持ちの方に、さらにもう一つの指標としてかつようされているのですね。

須磨先生)そうですね、ドック健診でLox-index®が高いから次のステップに行こうという患者さんもおられますが、それよりもすでに明確に問題がある患者さんが、薬を飲み生活習慣を変えた結果、そのリスクがどの程度まで低くなって、その治療法が効果を発揮しているのかということを見る手段として一番期待しているんです。

院内の様子院内の様子

――これまで受診されて検査された患者さんの結果をご覧になり、何かお気づきの点はございますか?

須磨先生)数字でコレステロールが高いというだけでなく、カラー表示した報告書で、赤の位置に自分がいるというのを見せられると、患者さんはより真剣に治療に向き合おうと思って下さいます。

――今後、どのような展開があるとお考えですか?

須磨先生)こんなケースがありました。血中コレステロールだけが高く、あとは尿酸もHbA1cも正常で他のリスクファクターが無いけれど、LDLが高いだけという、つまりリスクは中程度かなと思っていた患者さんのケースです。

 

けれどもLox-index®のデータは赤のゾーンの真ん中にありました。つまりハイリスクという結果だったのです。インパクトがありましたね。そうなるとやっぱり積極的に薬を使って(LDLコレステロールを)下げていきましょうということになるわけです。また一年後にこの検査を使ってみようという具体的な目標が出来ますし、よりクオリティの高い方法でリスクを表示できるという点がとても良いと思いますね。

院長 須磨先生

「リスクを評価できるというのはとてもありがたいと思いますね。」

 

たぶん今までのLox-index®の用途というのは、ドック健診の中の一つの項目として組み込んで、そして血管系の傷み具合をもっと明確にしましょうという、要するに拾い上げのためのツールという目的が多かったと思います。一方、診療の現場では治療効果を判定するということが大切なのです。そうするとLox-index®で見て、現在行っている治療がどの程度効果があるのかを示す具体例や、治療薬の選択に関するデータが欲しいですよね。是非とも今後の課題としてください。

 

 

院長 須磨先生院長 須磨先生

――どうもありがとうございました。