• 昭和62年に解説された病院併設型の健診専門施設で、日帰りドックを中心とした人間ドック事業と、生活習慣病健診、一般健診、特定健診を行っています。平成27年か6月1日からは東館へと移転し、より充実した設備で精度の高い診断機能を提供し、地域の方々の病気の早期発見・予防をサポートしています。
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――Lox-index® を導入されたきっかけを教えて下さい。

内藤先生)従来の動脈硬化の指標としてはLDLコレステロールが代表的であったと思います。ただ、世界的にも言われている通り、LDLコレステロールを60mg/dL未満など極端に下げても心筋梗塞を発症してしまう人はいらっしゃいますので、他の危険因子をいろいろ見ていく必要があるなと考えておりました。そんな中、「酸化LDLが本当の動脈硬化を引き起こす原因ではないか?」というのがいろいろな研究で分かってきてはいたんですが、「酸化LDLを直接測定する。」 その確立した方法が無かったんですね。

 

この酸化LDLの測定方法を探していた時にたまたまLox-index®を知り、動脈硬化の原因としての酸化変性LDLを測れることを知って興味を持ちました。また、炎症系指標のsLOX-1についても前々から聞いたことがありましたので、一度オプションとしてやってみようという形になったのです。 またもう一つ、Lox-index®が「未病の段階からの検査」であるというのも私にとって魅力でしたね。やっぱりどんなに優れた画像診断でも、そこにまだ形として表れていない疾患の予兆は見ることが出来ませんので、予防の観点からも早期から疾患リスクを評価するというのは非常に有用だと思っています。

 

あとはもちろん、採血だけで検査ができるという簡便さも魅力でしたね。導入コストもかかりませんし、人手や手技もかからないということで、施設として導入をすることにしました。

内藤先生

――検査のご活用方法を教えていただけますか?

内藤先生)オプションとしてBNPと組み合わせて”心臓・脳血管疾患のリスク検査”として受診頂いております。また、判定が中高リスクなど高い方には、結果を鑑みて精密検査をお勧めするなど、スクリーニング的な活用も行っております。私としてもLox-index®の結果は全て目を通しておりますし、受けられた方の総合結果にはリスクの値に対して、本人の生活リズムや運動習慣なんかも鑑みたコメントを入れるようにしております。

院内の様子院内の様子

――受診者の方の評判についてお聞かせいただけますか?

内藤先生)評判は良いと思いますね。

 

やはり川口市は東京の通勤圏という土地柄、労働人口が年々増えている市でもありますし、働き盛りの世代の方々にとっても脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化は興味の高い疾患であるようですね。 最近も地域の医療講演で、このLox-index® とBNPを演題に取り上げましたが、「動脈硬化」というテーマや「健康寿命を延ばす」という考え方にも注目が集まってきているなと感じております。

 

実際に、2014年の12月からオプションとしてスタートしましたが、2015年の3月末までの4ヶ月間で、選択して頂いた方が200名以上いらっしゃいましたし、やはり受診者の方々としても”心筋梗塞”や”脳梗塞”というのは気になっているところなのでしょうね。

――検査に対しての今後の展望をお聞かせいただけますか?

内藤先生)リスクの高かった人のその後をみていくというのが必要になってくるなと思いますね。 また、ひとつには従来の動脈硬化の危険因子なんかと比較を行っていくのも面白いかもしれないですね。ただ、私の中ではsLOX-1が「プラークの脆弱性」を評価できるマーカーになっていって欲しいと期待しているところがありますね。
「sLOX-1は安定した冠動脈疾患患者群よりACS群(急性冠動脈疾患症例)で上昇傾向にある」といった最近の報告もありますし、やはり心疾患といえば「突然の発症」。この大事を防ぐのが重要なわけです。だから「今現在出来てるプラークの厚み。」とか、そういうことを知るのも、もちろん重要ではありますが、「そのプラークが今後破たんに向かっていくのかどうか。」や「それが破たんしてしまう危険性はどの程度なのか。」 そういうところをみれる診断マーカーとしてLox-index®が確立されてくると面白いかもしれないですね。

内藤先生

――どうもありがとうございました。

院内の様子
施設受付にもLox-index®のポスターを掲載頂いております