Correlation between pulse wave velocity and serum sLOX-1 in patients with acute cerebral infarction
Scientific Research and Essays Vol. 6(31), pp. 6515-6519, 16 December, 2011
DOI: 10.5897/SRE11.1335
目的
急性脳梗塞は臨床現場でしばしば遭遇する死亡率の高い疾患の一つである。本研究では、PWVとsLOX-1の相関関係を分析することで、PWVが動脈硬化を反映する非侵襲な方法であることを示すとともに、急性脳梗塞患者のPWVと血清中sLOX-1濃度の相関を調査した。
結果
急性脳梗塞患者のPWVとsLOX-1はコントロール郡に比べ有意に高かった(PWV: 11.69 ± 2.56 m/s Vs. 9.60 ± 1.92 m/s, P < 0.05; sLOX-1: 42.92 ± 6.88 mg/L Vs. 36.03 ± 4.70 mg/L, P < 0.01)。一方、梗塞のサイズによるPWVとsLOX-1の違いは、見られなかった。
考察
PWVは血清中sLOX-1と正の相関関係があることがわかった(r = 0.579, P < 0.01)。
PWVは非侵襲な方法によって急性脳梗塞患者の動脈硬化の程度を評価するsLOX-1と有意な一貫性があり、PWVとsLOX-1は、脳梗塞の予防と治療について、医学的に重要な関係があることが示唆された。
↓原文はこちら↓
https://academicjournals.org/journal/SRE/article-stat/861442D32173